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能面

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第50回 能面を作る会 新作展にMT氏が制作した能面が展示されている。久々なのでぶらりと自転車に乗って会いに行ってきた。昨年は1年目で1作目なのによくここまでと思うほどよくできていたが、今年はさらに良いものになっていた。いい師匠につくというのはこういうことなのだと思う。今年は「十六」という名の面。能の「敦盛」に登場する、一ノ谷の戦いで討たれた弱冠十六歳の公達、平敦盛である。憂いのあるいい表情をしている。

能は昨年、能の発祥の地である奈良県の田原本町で、一昨年につづいて田原本たすきの会の能を見に行った。能と狂言を一題づつ。「寝音曲」と「熊坂」。長くつづいているものは、伝えていくことです。

今日は50周年記念なので特別にシテ上野朝義さん演ずる「翁」。面を掛ける動作が舞の中に入っている演目です。その後は面打ち師 見市泰男さん、シテ上野朝義さん、現代舞踊のジュンさん、三人による鼎談があり興味深い話を聞くことができました。長野県茅野市、約4000年前の中ッ原遺跡から発掘された仮面の女神は、冠と面をつけて舞をしている姿なんだとか。頭の後ろには面を止める紐がくくられていることが見て取れます。足元は能装束の袴のように見えます。聖徳太子の時代に秦河勝から始まり、室町時代に観阿弥・世阿弥によって完成されたと言われる能楽は、縄文時代まで遡ることができる芸能だったわけです。

もう一つの話は、舞踊家のジュンさん。日本の舞の動きは右足と右手が同時に前に出るナンバという動きです。為末選手のナンバ走りもそうですし、タイ式ボクシングも同じ左右2軸の動きです。同じ動きを探して世界を周ってみた結果はぐるっと環太平洋に分布している。半島の格闘技であるテコンドウは右手が前に出るときは右足が後ろに下がる、体の中心で回転する1軸の動きになっているので、全く違う動きだそうです。環太平洋の共通点は2軸の動きナンバとふんどし。インディアンもハワイ、サモアの人も確かにふんどし文化です。さらに納豆トライアングルというのがありまして、日本・ネパール・インドネシアの三角形の地域に発酵食品の文化圏があるという説。さらに中央アジアから、ケルトまでつながっている。能からはじまり時間軸は縄文へ、地理軸は環太平洋から、ケルトまで広がっている。

芝居という言葉は、もともと何もないところで演じていたことからくる。能楽でシテを演じる上野さんから見れば、現代舞踊のジュンさんの舞から、もともとはこういうものだったんだろうという原始の舞を感じているそうです。


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by knos3 | 2019-01-08 22:00 | 美術 | Trackback | Comments(2)

砂浜の生命体

テオ・ヤンセン展

ストランドビースト

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テオ・ヤンセンという人がいる、以前から作品は見たことがありますが、名前を知ったのは、最近のtwtrf2さんのブログ。砂浜で風を受けて動く生物のような彫刻たち。複数の脚がまるで生き物のような有機的な動きを見せる。羽やヒレのような形の帆で風を受けて、砂浜をなめらかに歩くさまが印象に残っている。

今回は三重県立美術館の35周年記念の展示だそうですが、浜辺の生命体がホントの砂浜で歩いている姿じゃないのが少し残念。

27年前から始まって今も生命体としての進化をつづけているようです。構造体はオランダではどこにでもあるクリーム色の細い絶縁チューブを使っていて、結束部はテープからナイロン紐、樹脂製の結束バンドへと強度をもたせつつ簡易な方法へと進化している。

風がなくても動けるように、帆と連動したピストンで空気を圧縮してレモネードのボトルに貯めた圧縮空気をシリコンチューブで駆動部のピストンに送る。オーストラリアから来た生命体の付き人がていねいに説明してくれました。英語が話せればもっと聞きたいことがあったのですが・・・・。言葉の壁は大きい・・・・

作者は作品を生命体として考えている。進化の系統図があって、進化の過程が表されている。初期のモノはPCによるシミュレーションの生命体。1990年、PCから砂浜の世界へ飛び出す。DNAコードと言われる脚の比率を公開して、誰もが使えるその遺伝子を複製して増殖していくと考えている。本気なのかシャレなのか・・・・、自然の力を利用して、科学的に考えられた複製可能なしくみでアートする、本気の遊びとはこういうモノなのだ。

以前から風で動くモノを漠然としたイメージしていた。そよそよといきもののような動きをするモノ。実際の展示を見て、触れて、興味があるので、DNAを分けてもらおうかと考えている。

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by knos3 | 2017-08-24 20:00 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(0)

フィンランド・デザイン展、アルヴァ・アアルトの椅子


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愛知県美術館で開かれているフィンランドデザイン展に行ってきた。フィンランドのデザインが近代からミッドセンチュリーをへて、今どうなっているのか確認をしに・・・・。一昨年にコペンハーゲンとヘルシンキに行ってから北欧のデザインが気なっている。

現地で感じたのは、今でもミッドセンチュリーのデザインが彼らのライフスタイルとして生活に溶け込んでいるということ。ミッドセンチュリーのデザインは流行(ファッション)という消費され流されていくものではなかった。洗練されより質の高い生活のためのデザインが求められているのだろう。

今回のフィンランド・デザイン展ではおなじみのアルヴァ・アアルトの展示の前で、同じ椅子が休憩に使われていた。アームチェアARMCHAIR 41 "PAIMIO"、やCHAIR 611、STOOL 60 など。皆、好きな椅子に座って「これがいい」とか言ってます。実際に座って体験できるのはいいことです。

その中では黒いベルトで編んだCHAIR 611が座りやすかったので、監視員の気配を感じながらもipadの水平器アプリで座面の傾斜角と背面の傾斜角を測ってみる。

座面が3度、背面は76度。

側板が微妙な曲線で奥が下げてあるのと座面が3度というのが腰が奥に落ちつく絶妙な角度だった。布のベルトが少し沈むのもいいのかもしれません。座面の奥行きが浅いので私にはちょうどいい。我家の標準はヒノキの椅子ですが、座面が2度、背面は79度なので、CHAIR 611の方がやや角度が寝ていることになる。3度は腰が安定する角度なのだ。


ARTEC HPよりCHAIR 611

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ARTEC HPより
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今はフィンランドの家具メーカーであるARTEC社の製品。

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図録に載っている写真のPAIMIOは座面が積層になっていて、座板と背板の厚みが変えてある。座板以外は単板一枚分薄くなっている。角度は座面が7.3度、背面が66度。形が体に合っていないので、私には座り心地はいいと感じられなかった。

もひとつ、曲げ木張り地の椅子が、座面が9.4度、背面が75度になっていた。人の姿勢も座り方も様々、人種によって骨盤の角度も違うので、一概には言えない悩ましい問題です。

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by knos3 | 2017-05-08 19:30 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(2)

トーキョーワンダーウォール 三瓶玲奈展

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TOWER

トーキョーワンダーウォール 「cable」三瓶玲奈 Reina Mikame

2012年12月6日(木)ー12月27日(木) 9:00 ー 17:30 土・日・祝日は休場
東京都庁第一庁舎3階南側空中歩廊

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手前の空中歩廊で開催中。



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嘗て


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不親切なステップ

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場所による

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地点



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by knos3 | 2012-12-18 00:09 | 美術 | Trackback | Comments(6)