
専門校展のために名古屋から2人の友人が自転車を持ってやって来てくれた。昼からのポタリングですから、近場のいいとこ探して唐子・鍵遺跡へ行ってみる。ここは学校の帰りにもふらっと立ち寄る場所。三輪山から北へ春日山・若草山まで連なる東の山々が一望して見渡せる場所で、山に囲まれた広い盆地である奈良らしい開放的な風景がある。山にもやがかかっていることが多いのは、この辺りは川が多く流れていて、かつて湿地だった名残でしょう。
唐子・鍵遺跡は弥生時代の遺跡であり、環濠集落を形成している大きな遺跡のごく一部。今も部分的に発掘中でした。円形の環濠の一部がのぞいていたが、土器の破片ならいくらでも出てくるらしい。
その後、田んぼの真ん中を抜けて、青垣生涯学習センターにある唐子・鍵考古学ミュージアムへ行ってみる。ここは田原本町立のミュージアムで小ぶりながら、わかりやすく愉しめる展示の工夫がされている。木製品に興味があるのですが、弥生時代の木を切る道具は、石斧で木を叩き、ハツリ飛ばすような切り方をする。確か4000回どつくと木が倒れるということだ。木を割るのは楔、鋼の刃物がない時代は、大変な労力を使って木を加工しているのだ。電動工具のある今から見れば木に対する思いは今とは比較にならない重みがある。
木や土・石・動物の骨が道具に使われる材料、木や草からとった糸や繊維もある。弥生時代にはすでに様々な道具を使い、豊かな生活を送っていたことを思わせる。現代の道具と違うのは、食べることとは食料を手に入れるために狩や農業をすることなので、矢じり・農器具が多くみられる。このころはまだ仏教の影響がないので動物も食べていたらしい。展示品の石器には一つだけ一部に塗られて漆が残っていたのだが、どれだったか失念。忘れっぽいので困る・・・・。
土器には文字を思わせる記号が書かれている。言葉はあったに違いないので、何かを伝える記号なのだろう。米とか塩と書かれていたのか・・・・・それとも父用とか子供用と書かれていたのか・・・・。想像をたくましくする。
併設されている図書館も人口3万2000人対して蔵書12万冊のすばらしいコレクションをもつ図書館です。ミュージアムも併せて近くにこういう施設があるこの町はしあわせなことです。奈良の豊かさを感じます。
170128
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今年の正月は天気も良く快晴の青空、しかもぽかぽかとあたたかい。年末の寒さはどこかへ行ってしまった。
1月3日、いつものメンバーで市内をポタポタと走る会。集合しながら走っていくので、まずはガスビルでTwtrf2さんと合流して、中央線の西側、筒井町、徳川町、徳川園の前を通って、大曽根、矢田川に出る。水は意外と透き通っていて橋の上から見ると、浅い水底に大きな鯉が泳いでいる。オオバンの群れがバシャッと飛び立つ。そこから川を少し下ると庄内川と合流する。
triumphmasaoさんと庄内緑地で待ち合わせて、お昼にする。そこから、珈琲を飲み煙草をふかしながらのよもやま話、こんな時間が愉しいのだ。
途中名古屋城のお堀で水鳥を眺めていると、急に鳥たちが大きな群れになって飛び立っていく、その上空には鷹が・・・・。
年に1度の集まりに、他のメンバーとは昨年と同じ大須の街で合流する。Yayoigaokaさん、Umeちゃん、嫁と全員揃ったところで、「しらかわ」でまた談笑。またまた楽しい時間が過ぎていく。このメンバーが揃えば家が建つ・・・・とか、やっぱり自転車で走ろうと、別れ際にはtriumphmasaoさんが手でくるくるペダリングしている。
いい年を迎えて、いい歳の大人が愉しむ時を共にする・・・・。いい時間です。
東組の3台は、鶴舞公園の奏楽堂で解散。
160103
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猛禽類が見られるという、藤前干潟へ水鳥を見に行ってきた。twtrf2さんの案内で、緑地をつないだのんびりコースを走っていく。現地で鳥写真デビューのbananafishさんと合流。
大きな青い空の下、遠くまで見渡せる干潟は気持ちがいい。トリトンが見える、あの先が金城ふ頭だ・・・・。双眼鏡で覗いていると、中洲の杭にミサゴが2羽じっ留まっている。しばらくするとミサゴが数羽、上空を飛んでいる。一度だけ、目の前でミサゴのダイブを見ることができた。獲物を掴んで飛び去るミサゴも・・・・。
干潟といえばシギ、数千羽の大きな群れになって飛ぶ姿が見れるかと思っていたが、まだ大きな群れは飛んで来ていないようです。十三、淀川にあるほんの数十メートルの小さな干潟ですら水鳥は知っているわけですから。隼と大鷹が現れるかも・・・・大きな生き物のようなシギの大群・・・・、干潟ならではの鳥風景を期待していたのですが、シギの群れもまだ小さいし、カモもまだまだこれからのようです。猛禽類もまちどしいことでしょう。
空を見上げて、何もしない1日。



私のカメラは、水には強いが、望遠はからっきしダメなので・・・・。フィルムカメラの頃、鳥が撮りたくて200mmF4+X2のコンバージョンで400mmにして撮っていたこともありましたが、写真に焼くと豆粒のような姿にがっかり。それ以来鳥の撮影は風景の一部として考えていました。
今は、画像処理ができるので、トリミングによる拡大とか解像度、露出補正、色調整、ノイズ除去などなんでもできるので、元データの解像度が高くホワイトアウトさえなければ、以外と観れる写真になるものです。デジタル暗室を手にれてしまったアマチュア写真家にはいい時代になったものです。
151012
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実家で1週間まかないをしている。朝は野菜ジュース、昼は適当に、夜は大曽根の豆蔵で店内で作る出来立てのおいしい寄せ豆腐を買ってきて、あんかけ豆腐を作ったり、関への途中で拾った栗で栗きんとんを作ったりしながら、まかないの合間にポタリング。
ここでも、とにかく東へと走る。覚王山、日泰寺、東山、星ヶ丘、と来て、しばらく来ないうちに立派な街になったものです。ここまで来たら、青猫・・・・。自分の好みに合う音楽を聴ける店が少ないなかで、藤ケ丘の青猫はマルチンさんを一押ししている。私が行った時はなにげにマルチンさんを掛けてくれるし、ECMでいけると確信している店主さんなので、好みの合う、信頼が置けるいい店です。コーヒーカップも我家にあるのと同じものを使っているし・・・・。JBLの音が広がる空間もいい。
ひさびさの青猫を楽しみに、小高い丘を越えて藤ケ丘へ。自転車を中庭に下ろして鍵を掛けようとすると・・・・音が聴こえない・・・・。
重い鉄のドアには鍵がかかっていた。今日は、Close Thu.でした。
151015
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今日は晴れ、といいながらもはっきりしない、明るいけれど白い空、選挙に出かける。二人しか選択肢がないので、誰に入れたらいいものか・・・・、今日の空のようだ。午前中に投票を済ませて、そのまま大阪城から玉造、天王寺へ。ぐるっと廻って、難波宮へ。
整備が進んだのか、荒れた様子がなくなって緑が多くなったように感じる。古木が多く、下枝を払ってないので立派な枝ぶりで自然な姿がいい。足下には小さな春の花が咲き始めた。
のんびり過ごす休日。いいもんだ。
天満橋まで走って、本屋でコペンハーゲンとヘルシンキの情報を調べることに。造幣局では通り抜けが始まって、多くの人が橋を渡っている。屋上から見下ろすと、水の都らしく船があっちこっちへ走っている。
150412
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秋の三連休。青春18切符のように、車窓から風景を愉しみ、気になる町をポタリングしながら、大阪から名古屋へ移動する。
大阪駅のホームは多くの人で混雑している。自転車があるので新快速を避けて、空いている9:40発の快速に乗る。草津から10:57分発JR草津線へ乗り換え、旧東海道に沿ったかつての大動脈。湖岸を離れるに従ってのどかな田園風景に変わっていく。貴生川駅から、10:28分発近江鉄道に乗りかえ日野へ。単線のローカル線はガタゴトとよく揺れる。乗りかえ乗りかえ11:46日野に到着。
観光案内所で、話を聞いてみる。近江八幡、五箇荘と並ぶ、近江商人の町であり、挽きもの発祥の地。惟喬親王が伝えた挽きものの技術で、日野椀を作り、全国に売り歩いたと言われる町。




幹線道路を走って行くと、近江八幡ほどではないが、この辺り特有の弁柄色の立派な町屋が所々に見える。今回の目的のひとつは日野商人館。日野商人は「三方良し」「陰徳善事」調和を重んじ、組合組織を作り、全国にネットワークを広げて行った日野商人。1000両貯まると新たな店を出す。大きくならずに多店舗が特徴。まちなみとしての風情は残ってはいないが、蔵のある立派な商家がぽつりぽつりと残っている。琵琶湖岸の東海道線沿線と違って、開かれていない。だから古い物も自然も残っているのだろう。
田舎町はどこに行っても車が多く、歩いている人はいない。今年の春に行った辰野も同じで、観光客はマップを持って歩いているが、地元の人は皆、ちょっとそこまででも車で移動している。日野ギンザにスーパーが一件、店は少ない、飲食店も駅前に一軒と国道沿いに2軒、八百屋、豆腐屋・・・・。
高山の古民家と比べると、明るく開放的。氷点下15度の高山と、摂氏2.8度の近江との違いがあらわれているのだろう。やっぱり、人が住むの暖かい土地の方がいいのかもしれません。
日野から中之郷へトンネルを抜けていくと。右に鈴鹿山系の山々が見え、黄金色の田圃が一面に広がる。下り基調の道を下っていくと,中之郷之集落に出る。
140913
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盆休みの1日、朝からいい天気で日射しが強い。おなじみの鶴舞公園へポタリング。カワセミの池では旬の蓮が咲いている。根っこはおいしい蓮根になるわけですが、泥の中でしか咲かない清楚で華やかな蓮の花に、つい見とれてしまう。
すこし走るだけで、汗が滴り落ちる。公園内は朝から多くの人が・・・木陰で読書、びしばし体育会系テニス、ジョギング、散歩、コスプレの人々。夏、真っただ中の都市公園を小1時間ゆっくりポタリング。人にとっては過酷なこの時期も植物にとっては快適な季節。緑の季節がつづいている。
140816
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休日のポタリング、初夏の風。
公会堂でデザインフォーラムが開かれていたので、佐藤卓の講演をひとつ聞いて、日常のデザインのあり方のひとつを見せてもらった。
ふらりと走っているとウインドウにツバメ。
普通の日常。
120520
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快晴の青空、絶好のツーリング日和、そろそろ寒くなってきたので、起毛ジャージと防風レーパン、冬用の軽装備にする。
どこを走ろうか・・・・、というあても無く、こんなときは淀川を北へ。いつものコースですが、走れば愉しいもの。向かい風の中を、ただただ北へ走る・・・・。自然に体が動いている。
秋真っ盛り、桜宮公園の桜も赤くなってきた。何をするにもいいこの季節、淀川はにぎやかになる。いつもの鼓笛隊はまだ練習中、ずいぶん形になっている・・・・いつが本番なのだろうか・・・・今度聞いて見よう。枚方ではリレー式のフルマラソン大会。42.195kmをチームで走る・・・・、サンタさんも走ってました。あちこち道草をしながら八幡まで・・・・。
折り返すと快調な追い風。川沿いからはずれて、枚方、香里園、寝屋川と街の中を走って、いつの間にかR163に出る。後はまっすぐ西へ・・・・。寝屋川は水草が生える、清流、こんなきれいな水だったのか・・・・大阪城を流れる寝屋川とはまるで別人の顔。
40km過ぎから痛くなった膝、今日は両膝の外側がかなり痛い。外側の筋肉が張っているようだ。ランナー膝というやつで、腸脛靭帯炎ともいう。気まぐれな膝痛は、困ったものです。体幹が通って、筋肉の付き方が変わってきたから、ペダリングで使う筋肉のバランスが取れていないのだろう。
Motion Archtect 腸脛靭帯炎の事例
101121
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