淡路島南淡ルート080914 02

土生からまた上り、今度はさらにきびしくダンシングじゃないと脚が止まってしまう程の坂だ。海の色が空の色へとグラデーションになっている・・・・1枚目の写真を撮って、フーッと深呼吸で息を整え、いっぱい いっぱいで上りきる。南淡の山道は思いのほかきびしかった。13時を過ぎて暑くなって来た、峠で休憩していると、どこで追い越したか気が付かなかったが、外人さんが「コ・ン・ニ・チ・ワ」と言いながら通り過ぎて行く。3個目のおにぎりでエネルギーを補給して、ポカリを一本、一気に飲み干す。
峠を下ると爽快なダウンヒルが待っている。この愉しみのために上っているようなものだが、あっというまに下りは終わる。外人さんが交差点で迷っているので、シンプルな地図を見ながらカタコトの日本語と英語で道案内する。神戸から来た米国人レディでした。あとふた山越える福良方面はやめて、淡路島の西岸、湊へ直進。
湊への途中、淳仁天皇陵がある。どこかで聞いたことのある名前だ・・・・琵琶湖のかくれ里、菅浦集落、淳仁天皇に仕えた人々の子孫の集落だ。淳仁天皇が流されたのがここ淡路国。1300年も昔の人が、記憶の片隅でつながっている。
慶野松原まで85km、ここで大休止にする。ここの海はまだ夏の活気が残っている、海水浴やキャンプの人たちでにぎわい、空にはモーターパラグライダーが浮かんでいる。にぎやかな海辺の砂浜に座り込んで、スタバのラテで一息、いい風が吹いている。汗がスーッと引いていく。
今日はペースを少し速めにしているせいか、フーッ疲れた・・・・、ロングライドは琵琶湖から2ヶ月ぶり、通勤もこの1ヶ月自粛中なので、80%の体調。ハンドル・サドルの落差をBMCポジションの-5.5cmから0cmのラクチン通常ポジションに戻しているが、背中とハムストリングが張ってくる。いったん硬くなった筋肉のシコリは、そのままでは戻らない、特に骨盤・股関節の廻りが硬いと滑らかなペダリングが出来なくなるのだ。
海を眺めながら、ゆっくり全身のストレッチをしてリフレッシュ。体が軽くなったところで、さあ、残りは40km。ニンジンの「あさじ」・焼き穴子丼を目指して走り出す、制限時間は5:00p.m.。岬を越えるたびに上って下って、快調な走り、28-30km/hまで復活したペースを維持しながら走る。五色浜のエメラルドグリーンの海はいつ見ても美しい。シラス漁の船だろうか、空が淡く色づく頃に港からいっせいに出漁していく。
6:05に明石大橋下に到着。140kmを9時間、どこまでも走れるペースで、楽に遠くへ・・・・満足の一日。いいツーリングが出来た。まだ余裕があるけど、今日はこれくらいがちょうどいい。
ウエストバッグには、製造直売、「藤本水産」の名物、冷凍生タコと季節限定商品の新鮮なボイル海老が入っている・・・・。これが旨いのだ。
帰りのフェリーは超満員、駐車場に車・バイク・自転車があふれている、自転車も乗り入れるなら2時間半待ちだとか・・・・。持込で6:30のフェリーに乗り込む。潮風に吹かれて、炭酸の効いたコーラを飲む。振り返ると、夕闇の中に明石大橋のイルミネーションが輝いている。またくるぞ・・・・。
19:01がらがらの快速米原行きに乗って19:52大阪到着。
走行距離 140.45km 走行時間 6.07.72 平均速度 23.2km/h 最高速度 50.6km/h
春の淡路島ツーリング 01
ALPS LAB Route淡路島南淡ルート080914
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夏は体調よかったのですが8月の末から、私も背中が張ってきて、いまいち、80%の体調です。季節の変わり目が体に影響するのでしょうか。無理せず、楽に遠くへですね。