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写真と空と自転車と

10■ZUNOW Z1 PIST

10■ZUNOW Z1 PIST

未完成。ZUNOWらしいカラーリング、ハデハデ、刻印がたくさん、変わった形状のラグです。パーツをつけて重量は7.5kg、さらにブレーキレバーとキャリバーが付くので8.2-3キロくらいになりそうです、それでも軽い。

10■ZUNOW  Z1  PIST_c0015099_17472239.jpg10■ZUNOW  Z1  PIST_c0015099_1753341.jpg


10-15年前の、ピスト用のスローピングフレーム。クロモリの肉薄パイプを使った軽量フレーム、フォーク・ヘッド・BB付きで2.8kgです。フォーククラウンのハミングバードのマークが美しいですね、この刻印が好きなんです。目もちゃんと刻印されてます。写真をクリックして見てやってください、このこだわりを。日本のビルダーがよかった時代の80-90年頃のフレームです。この頃の国産のハンドメイド フレームは良く出来ています。VIGOREもこの時代です。

一度組んで乗ってみましたが、面白い。固定ギア独特の 脚からホイールへダイレクトに力がつたわる感触がいいですね。脚を止めると身体が浮いてしまうほどの力で逆にホイールの力が脚に帰ってきます、自転車が生きているようです。不思議な感覚ですね。自転車に振り回されそうになりますが乗っていてこんなに一体感を感じる自転車も他にはないでしょう。固定ギアファンが多いのもうなずけます。余分なものが何もないシンプルな機能的なスタイルも今受けているのでしょう。

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ピストというのはアテネ・オリンピックで金メダルをとったトラック競技や競輪で使う自転車です。ブレーキもディレーラーもないシンプルな速く走ることだけが目的で、ロードと違うのは、リアのスプロケット(ギア)が固定式ですからクランクとリアホイールが太いチェーンで直結されています。ですから走っている間は常に脚を廻している必要があります。ギアも1枚です。

曲がる時にもペダルは止まりませんから地面と擦らないように内側のペダルを上げておく事が出来ません、廻り続けます、ですからBB位置はやや高めに設定されています。私の2台のZUNOWの比較ではロードよりも22.5mm高くなっています


10■ZUNOW  Z1  PIST_c0015099_17503286.jpg特徴的な集合シートステイ、ここにもハミングバード、肩の部分にもハミングバードの刻印があります。シートピンの横にはZ型にラグがカットされてます。凸凹型のカットラグは好きじゃありませんけどね。シートチューブはハンガーラグの部分で楕円形になっています。
10■ZUNOW  Z1  PIST_c0015099_1751179.jpgエンドの形状が違います。ロードは変速機でチェーンのテンションを保っていますが、これにはありませんから、チェーンを引っ掛けてエンドに通したした後で、後ろからチェーン引きで引っ張ってテンションを調整します。ママチャリと同じ構造です。
10■ZUNOW  Z1  PIST_c0015099_1752572.jpgハンガーラグの裏面、ここんなところもハミングバードにカットされています。刻印はZUNOW Bicycle works OSAKA JAPANとあります。チェーンステイはエッジをもった菱形に加工されていて、クランクのロスを少なくする工夫でしょう。

今度、堺市・泉北にあるZUNOW Factoryにお願いして、ブレーキ取り付け用の穴をフォーククラウンとシートステイに開けてもらって街乗りバイクにしようと思っています。フラット専用ロードでもいいですね。淀川ならどこまでも走れます。基本的に峠はきらいですから(笑)

チェーンリングは44Tとリアを18Tかな、出来れば再塗装して、黒いフレームに赤いヘッドマーク、刻印は渋くシルバーで墨入れして、ハンドルはブルホーン、ホイールはリム高のあるポリッシュのエアロリム、サドルはピスト用を持っているからこれを使って、ペダルはどうするかな。なんてことを考えながら、もう1年が経ちました。まだまだ愉しみは続きます。

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20050731 シュミレーション画像、マットブラック仕様にしてみました。
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by knos3 | 2005-07-31 14:30 | 自転車