TAKO NO ASHI
朝から打合せに新大阪へ、というのをうっかり忘れていて、梅田まで行ってから気がついた。1時間余裕があったんで十三大橋を渡って、淀川ベリを走ってみた。振り返ると逆光の梅田はもやがかかって霞んでいる。
遠くに、空に浮かんでいるモノがある。風に揺られて、流されながらふらふらと頼りなさげに浮かんでいる。近くまで行ってみると、それはカラフルな万国旗に彩られた大きな凧だった。
畳8帖はあるだろうか、女性が一人で巨大な凧を揚げていた。ご近所のピアノの先生で、一人で造って、一人で揚げているという。糸が絡んで巧く揚がらないようなので、手伝って凧を揚げてもらった。凧の両端を持っていると、ひとりでに風を孕んでふわーっと浮かんでいく、10mくらい揚がって、ふらふらと舞い降りる。風が弱かったからね。凧揚げは、たまらなく面白いと言っていた。その気分は、少しだけ分かったような気がします。
これは、自転車通勤だからこその出会いですね。
070222
knos3