廻すペダリング、45度 03
筋肉が収縮するのは弛んでいる筋肉だけ、だから常に力を入れるのではなく、インパクトの瞬間だけ力を入れると効果的。あとのフォロースルーは慣性力と重力で充分に廻ってくれます。常に力を抜いて楽な状態でいることが大切なのです。力んだ状態では長い時間廻すことはできません。楽に楽に廻すことです。筋肉や骨のコトを調べていると、こんなことも分って来ました。
このペダリングを憶えてからは、単に廻すだけではなく、力の効率を考えながら廻すことができるようになって、走ること自体が愉しくなってきました。
楽に長く走るために、こんなことを意識しながら走っています。
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この図は、左クランクが12時から3時の状態、左脚はここから力を入れるところ、1時から3時までの間が一番効率が良く力が伝わる角度です。その時のベクトルは斜前45度、母指丘を押し込むように踏みます。これは前回の投稿で説明した通りです。1時の時に力が入っていることが重要です。
その時右脚は6時の位置から上がり始めています、左脚で踏む時には、もう一方の右脚が回転をさまたげる重りにならないように、ペダルの動きに合わせて廻しながら引いてやります。片足で6kgもありますから、27kgの力で踏んでも、相殺されて21kgに落ちてしまいます、このマイナスの負荷をなくす動きが引き足です。
引く動作は普段の筋肉の動きではありませんから、慣れが必要です、6時の位置ではよく「足の裏に付いたガムを地面に擦るように」と言われます。膝下を180度方向に軽く引くイメージです。7時から9時までの間は大腿の力を使って引き上げる動きは大きくありません。9時から12時までの間はさらに大腿を大きく引き上ることになります。
9時から12時がポイントで、9時の位置から大腿を大きく引き上げます。しかし膝下はあまり動きません。大腿を大きく引き上げる動きから12時の位置で膝下を前に放り出すようにすると、1時から始まる踏み込む動きにつながっていきます。
引き足というと、坂道で力を入れてグイグイ引っ張るイメージがありますが、私の引き足はペダルに合わせて廻すといった方がイメージに合うかも知れません。これが出来るようになると踏むペダリングから廻すペダリングへ変わり、クランクはよく廻せるようになります。
左脚の踏む動作と引く動作の右脚、この2つの動きを、同時に行うわけですが、これがなかなか難しい。この2つの動きを連続したモノにすることでより単純なイメージになります、この説明はまた今度。
◯ペダリング45度 01最初の理屈
◯ペダリング45度 02踏まないペダリング
◯ペダリング45度 03引き足
◯ペダリング45度 04ペダリングの基点は下死点から
◯ペダリング45度 05まとめ
これまでに走ったところ
■2009~
■~2008
061127
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