廻すペダリング、45度 02
では自転車でクランクを廻す時はどうなるかを考えてみた。クランクを廻す力は2つに分けられる、腰を中心とした大腿の上下運動 A と、膝を中心とした膝下の前後運動 B である。この2つの力を合成してクランクを廻す力 A+B になる。
12時の位置から3時の位置までを平均すると図のようになる。クランクを廻すA+B を合成した力の方向は概ね45度の方向になる、ペダルの位置は0度から45度、そして3時の位置で90度へと変化していく。
力が効果的に伝わる位置は1時から3時までなのだが、1時から廻すイメージでは実際の足の動きは遅れてしまうので12時の位置から廻しはじめることが重要です。12時の位置では膝下の動きが中心で、0度の方向へ廻す。1時から2時へと廻るに連れて角度は45度に近づき大腿の大きな力が加わっていきます。そして3時の位置で90度の方向になり、ここで脚に入っている力を抜きます。
効率良く走るには3時以降はもう踏んではいけません。後は慣性の力と足の重さだけで充分に廻ってくれます。4時、5時まで踏むイメージでは、6時を廻っても力が加わりマイナスの力になりますから、ココも注意です。
一般的には2時か3時から6時までの間で踏む人が多いのですが、この回し方では回転が上がりません。12時から廻して3時にはもう終わる、これで充分です。騙されたと思って試してみて下さい。高い回転では分りづらいので、ゆっくりとした回転で試すと分かりやすいですね。
ハイレベルのペダリングの解説ではそれぞれの位置で円周の接線方向に力を掛けるとあるが、実際にやってみると、とても頭と足の動きが一致しない。そりゃ素人には無理と言うものです。ですから単純化して45度方向に力を加えれば概ね効率良く廻すことができるのです。
この時に反対の足はどうするのかは、また今度。
◯ペダリング45度 01最初の理屈
◯ペダリング45度 02踏まないペダリング
◯ペダリング45度 03引き足
◯ペダリング45度 04ペダリングの基点は下死点から
◯ペダリング45度 05まとめ
これまでに走ったところ
■2009~
■~2008
061119
knos3