ペダリング 04
ペダリングの基点は6時から
ペダリングの起点はどこ?普通は踏み始めは1時からだと思うでしょう、確かにスタートでの漕ぎ出しは確かに1時から3時でしょう。
では巡行中はどうか。私のペダリングでは6時から始まります。
なぜかというと、ペダリング中はクランクは廻り続けている訳だから連続した動きのイメージでは、6時から始まる方がペダリング全体が滑らかにつながるからなのです。
1時に踏み始めるためにはその前からの連続した動きがあります、9時から11時にかけて腰の大きな筋肉を使って太腿を大きく振り上げる動作があって、さらに11時から1時にかけては慣性力で膝下を前に振り出す動きを加えて、1時の踏み込みのインパクトにつなげるわけです。
その前に摺り脚のような膝下の回転で6時から助走を始めるということです。
6時の位置からは膝を曲げながら、擦るように引く。この時大きな力は使いません、あくまでも軽く軽く。大きな力は9時から11時までの間で腰の大きな筋肉(腸腰筋)を使って太腿を引き上げる動作です。ここがペダリングの中心になります。9時から11時の位置まで膝を蹴り上げるように持ち上げてそのまま1時の位置まで膝下を放り出すように押し出す、次に1時から3時までの間は太腿の重さだけを使って太腿を振り下ろすだけでも必要にして充分なトルクがかかります。3時以降は力を抜いて慣性力でフォロースルーするだけです。
筋肉の力でペダルを踏み込むのではなく、重い大腿を上下に動かし、膝下を前後に動かし、擬似的になめらかな回転運動をつくり出す。なめらかに廻すために膝下の動きで引き脚を使ったり、蹴り出したりする分けです。全体の脚の動きをフリーホイールのように使って遠心力でペダルを廻すイメージです。よーわからん説明になりましたが、これが私のイメージに近いのですよ。
巡航中のペダリングは基点になる6時から順に書くと、
1)6時からは引きながらの摺り足。軽く軽く。
2)9時からは腰の大きな筋肉(腸腰筋)を使って素早く太腿を引き上げる。
3)11時から1時までは慣性力で膝下を前に振り出す。
4)1時から3時までは太腿の重さだけを使って太腿を振り下ろす。同時に反対の脚は1)の動作。
5)3時から先は力を抜いて慣性力でフォロースルーするだけ。
力を使うところは、9時から11時まで太腿を上げる動作だけです、ここだけ意識して廻すだけ。これでも充分25km/hから徐々にスピードに乗って30km/hまでなら走ることが出来ます。あとは大腿の重さを使って自然に45度斜前に振り下ろす。同時に反対の脚は45度に軽く軽く引きます、両足の動きが同時にありますから頭で考えるとややこしくてしょうがないから、はじめはゆっくり動かしてイメージをつかむことです。
20-25km/hで軽く流す時は、ただ廻すだけでも充分走りますが、腰の大きな筋肉(腸腰筋)を使って意識的に太腿を引き上げると楽に30km/hまではいけます。30km/h以上で巡行するときや、向かい風の時、ゆるい上り坂では、1時の位置でインパクトの瞬間に軽く踏み込む必要があります。
45度ペダリングはマイナスの踏力をなくして大腿を上げるだけで走る、踏まずに走るペダリング。効率が良くて、膝に負担のかからないペダリングですから、楽に遠くへ走るための秘密兵器。膝が痛い時や疲れてきた時にも効果があります。
ペダルを引き上げる分けではありませんから、ビンディングもトークリップなしでも、出来るペダリングです、通勤はビンディング使ってませんが、このペダリングで走っています。ペダルに合わせて滑らかに脚を動かすとこのイメージになりますから、だまされたと思って試してみてください。
春の天竜川ツーリングに向けて、楽に、遠くへ。
◯ペダリング45度 01最初の理屈
◯ペダリング45度 02踏まないペダリング
◯ペダリング45度 03引き足
◯ペダリング45度 04ペダリングの基点は下死点から
◯ペダリング45度 05まとめ
これまでに走ったところ
■2009~
■~2008
070315
knos3