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写真と空と自転車と

ペダリングは45度、最初の理屈。

自転車なんてこげば走る、確かにそれでも走る。でも、どうせ乗るなら楽に長く走りたい、100km以上を楽に走ってみたいでしょ。30km/hで巡航しながら、100km走ることができればいいね。これは「夢」。

良いペダリングとは、効率が良いペダリング、楽に長く走るにも、速く走るのも同じこと。わずか0.3馬力の小さな力を、より効率的に使うことだ。そのためには、筋肉、関節に無理のかからない、より自然な体の動きができれば、それが理想なんだろう。
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ペダリングは45度、最初の理屈。_c0015099_14562320.jpg
ペダリングの基本はペダルを廻すこと、とはいっても脚の構造は廻すようには出来ていない、ペダルはBBを中心として、円を描く。太腿を上げ下げする動作と、膝から下の前後の動き、この二つの動作の連携で擬似的に回転する動きを作っている。

足首はというと、回転しながらもペダルに対して足首の角度は常に一定になるようにする。踵を下げないこと、15度くらい踵が上がった状態がいい。

足首の角度はなぜ必要かというと、力が入りやすいから。椅子に浅く腰掛けて、拇指丘で床を押してみる。床に対して直角にでは全く力が入りません。体重計で計ってみるとそれでも足の重さがあるから16kgある、では45度斜め前に押すようにすると、しっかり力が入ります。これで27kg。1.68倍の力が入ります。ちなみに片方の足を乗せただけでも6kgの力が加わりますから、踏んでいる力は10kgと21kg、2.1倍の力が入ります。ヘルスメーターですからあくまでも目安です。

この力の入れ方がペダリングの基本なのです。拇指丘で強く押そうと思えば踵は必然的に上がってきます。ペダルに対して踵を15度上げて、拇指丘で斜め前45度方向に踏み込んだ時が一番強い力がペダルに伝わります。これがペダルに対する自然な力の入れ方なのです。

上体を45度傾けて力を入れるとより大きな力が入ります。ロードに乗った時の自然な姿です。

楽に長く走るための第1段階。ペダリングの一番の基本はこれです。理屈は分りましたが、ペダリングは感覚の世界ですから理屈だけでは分りません、体を動かして感じてみてください。

楽に遠くへ走る、ロングツーリングの第一歩です。

◯ペダリング45度 01最初の理屈
◯ペダリング45度 02踏まないペダリング
◯ペダリング45度 03引き足
◯ペダリング45度 04ペダリングの基点は下死点から
◯ペダリング45度 05まとめ



これまでに走ったところ
■2009~

■~2008 

061111

knos3
by knos3 | 2015-09-17 09:16