おいしい色
日本の食卓には欠かせない漬け物。奈良町にある「あしびや本舗」で「お漬物御膳」をいただきました。メインディッシュの10種類の色とりどりの漬け物。大和の漬け物です。茄子の青と大根の黄がきれいでした。
茄子は明礬、黄色の沢庵は鬱金粉、赤蕪はそのままの色です。
黄色があんまりきれいだったので、何年ぶりかで沢庵を口にしてみました、梅酢に漬けた沢庵は梅酢の酸味がほど良く効いており、沢庵の臭みがなく、旨かった。2杯目はお茶漬けができるように、お代わりのご飯とほうじ茶がついていましたが、ぱくぱくと白いご飯で食べてしまってから気がついた、後のまつりでした。大和のおいしいほうじ茶でした。
丁寧に造られた漬け物は旨い。ささやかな贅沢。漬け物は野菜を保存することと、食べやすくする工夫です、欧州でいうならピクルスかオイル漬けでしょう。
■kouseramu sunの投稿を見て、一句、浮かんできた。腹で考えた句は頭ではわからない。残念の句である。
「お茶づけが はらに沁み入る 夏の午后」
060814
knos3