写真と空と自転車と

散歩 ー 国立国際美術館「三つの個展:伊藤存X今村源X須田悦弘」

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午前中に病院へ、午後、我家まで半日かけて長い散歩。

中之島の国立国際美術館へ寄ってみた。「三つの個展:伊藤存X今村源X須田悦弘」モダンアートはおもしろくなさそうなので、隣の科学館で子供に混じって並んでプラネタリウムを見た。夏の星であるベガ、アルタイル、デネブ、夏の大三角形を憶えて来た。大阪の夜空でもかろうじて見ることのできる明るい星だ。

美術館に入って資料を読んでみると気になる作品があった。三つの個展うちのひとり、須田悦弘。

木彫の花、彫刻ですが台に据えるのではなく、幅1m高さ3m奥行き7mほどの真っ白な箱の一番奥に、浮いているように飾られている。葛、泰山木、薔薇、睡蓮の花。木彫で造られた精密な細工。花びらや葉は薄く、複雑な曲面までが見事に再現されている。彩色は岩絵の具を使っており、岩絵の具がもつ穏やかな色合いでリアルになり過ぎないように表現を抑えているように見える。

和の風合いを持つ作品が、無機質な白い空間に浮かぶように置かれることで、現実とは全く違う不思議な浮遊感を感じさせる。空間の密度を感じさせる彫刻だ。言い換えると床の間の花や茶室に生けられた花の空間とのかかわり方に近い。日本人が持っている間の感覚を昇華させたようなものを感じる。

いい彫刻家を発見しました、いいですねこれ。これは見ないと分りません。

美術館は写真を撮ることができませんから。外に出てからの一枚が一番上の写真。エスカレーターの横の柱に、目立たないように、浮いているように置いてある一輪のチューリップ。さりげない作品です。さりげなさ過ぎるくらいで、気が付かない人もいるでしょう。

その後、中島中央公会堂の地下レストランで昼食。テーブルには蟻が歩いてました。

自転車に乗れないから、ゆっくりゆっくり歩いて丸い環状線を南西から北東へ横断したことになる。歩くとまた自転車とは違った視点でものが見えてくるから面白い、スピード感がないのはつまらないけどね。

雨の合間の休日を半日充分愉しめました。

060722

knos3
by knos3 | 2006-07-24 22:45 | 美術 | Trackback(2) | Comments(0)
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