写真と空と自転車と

百合のめしべ

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花をマクロで撮ると、虫眼鏡で覗いているように拡大されたディテールからは、現実的ななまめかしさが現れて来る。普段から見なれている百合の花でも、全く違った見え方をする。

白い花びらを覗くと、白く突き出した大きな雌蘂には透明な粘液が滴っている。花粉を受けやすくするための工夫なのでしょう。雌蘂は自分の花粉が付かないように、手前に突き出して、奥にある雄蕊にはたっぷりの花粉がついているのに、ひと粒の花粉も付いていない。優秀な子孫を残すための工夫だ。

人がただきれいと感じる花のなかにも必然のかたちがあるわけです。こんな小さな部分にも存在する命の大きな力、驚きを感じます。

060618

knos3
by knos3 | 2006-06-20 20:45 | 写真部 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ozunu13 at 2006-06-25 21:31
花はマクロで撮ると妖艶ですね。
自然のシステムの奥深さに驚きを感じざるをえません。
緻密で精巧でありながら、適度の遊びがあるわけですから
神様がいらっしゃるならかなりおもしろい人ですね。
Commented by knos3 at 2006-06-26 01:26
普段見ることのないアングルや、少し注意して見つめるだけで、世界がずいぶん変るもの。自然の造型には驚かされることばかりです。