レンヌのビオマルシェ
パリの人たちの生活を支える市場(マルシェ)。いまでも50%は市場が利用されている。フランスは農業国なんだと感じさせる、豊富な種類の新鮮な野菜・果物から、肉、魚、パン、チーズ、生活雑貨、石鹸、など毎日の生活に必要なさまざまなモノが並んでいる。
その中でもレンヌ駅の上で開かれている、ビオマルシェはBIOに限定した市場である。BIOとは Biologique の略。有機農法とは若干違っていて、化学肥料無使用、ハム、乳製品類などの加工品は原料の家畜にホルモン剤や抗生物質の投与が禁止されていることが、BIOの基準。
見た目にも気を使って、きれいに盛り付けられた野菜、こだわり派のためのマルシェだ。日本でも有機野菜は高価だが、ここも値段はかなり高い。倍から3倍ほどするモノも、それでも多くの買い物客が来ている。廻りを見ると高級住宅が並んでいる。なるほど、この立地だから成り立つのだろう。客は品のいいフランス人ばかり。我々もふくめて日本人が何人か来ているくらいで外国人は少ない。健康と安全に気を使った生活者のための青空市場、ビオマルシェ。
マルシェは普通の生活のためのモノ、身近に市場があるっていうのは、いいもんですね。グローバルスタンダードじゃないよね。市場のよさは生産者に近いこと、対面で売っているために会話をしながら買い物が出来ること。身近な生活に根付いた市場、パリではまだこんな生活が生きていました。
060514
knos3