写真と空と自転車と

吉野桧厚突板曲物スピーカー、あともうすこし

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作り方は決めてあったが、作る過程で試行錯誤しながら変わっていく。

試作品なので後で内部を加工することができるように、バッフルと板と台輪を外せるようにしておく。バッフル板に無粋なボルトは見せたくないので、内部から止める。骨組みが15mmではM5の鬼目ナットを仕込むには細いので、さらに補強を入れる。ユニットをしっかりと止めたいので、バッフル板は15mmのエンジュから手持ちのアメリカンチェリー26mmの厚板にしてみた。

バスレフの音はどうも好きになれないけれど、試作品なので後で埋めることにして、いくつかあるメーカー推奨箱に合わせて40mm径、110mm、共振周波数50Hzにしておく。ちなみにユニットのFoは64Hz.。バスレフダクトは木製、桐のように軽いジェルトン材で作ってみた。

側板を接着してトリマーの目地払いビットで形を整える。逆目は欠けやすいで倣い目で。ビットの回転が逆になる面もあるが1mmずつ慎重に・・・・。箱ができると、指でコンコンと叩いて音を聴いてみる。ポンポン、コンコン、カンカン、コツコツ、と叩く場所によって音が違う。力木を入れたところは、コンコン、ないところはポンポン、出来るだけ余分な響きが出ないように、バイオリンでいうところの魂柱で側板の間を突っ張って見る。あくまでも感ですが、2本入れておおむねポンポンと鳴るところはなくなったが、音を出してみないとなんとも言えないのであとは聴いてから調整する。

今回は新たな試みとしてメーカー推奨箱の補正回路を組み込んでみた。0.4mHのコイルと、40Ωの抵抗を並列にしてスピーカーユニットとは直列に入れる。40Ωでは大きいのでは?と、音を聴いて調整するために 10Ω、4Ωを手配してある。組合せで40Ω、14Ω、10Ω、8Ω、4Ω、2.8Ωが可能になる数値。Mixelの商品説明にはPST回路でゆったりとした音になると書いてあるが、コイルが0.4mHということはハイカットフィルターでしょうか・・・・。

あれこれ考えながらの作業で、なかなか進まないが、この4日間でやっと姿が見えてきた。

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knos3

180802 MarkAudio CHR70 V3 桧スピーカーをチューニングする。04
180802 MarkAudio CHR70 V3 桧スピーカーをチューニングする。03
180721-22 MarkAudio CHR70 V3 桧スピーカーをチューニングする。02
180510 MarkAudio CHR70 V3 桧スピーカーをチューニングする。01
180412 MarkAudio CHR70 V3 吉野桧厚突板曲物スピーカー、あともうすこし
180403 MarkAudio CHR70 V3 吉野檜厚突板曲物スピーカーのその後
180314 MarkAudio CHR70 V3 吉野檜厚突板曲物でつくるスピーカー
180105 MarkAudio CHR70 V3 心地よい音を聴きたい
171222 MarkAudio CHR70 V3 スピーカーの図面を描いてみた。

120506 MarkAudio CHR70 V3 スパイラル


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・比重はアメリカンチェリーがアメリカンチェリー [ 0.58~0.61 ]、エンジュ [ 0.63 ] とほぼ同じ。

・楽器によく使われるマホガニーは0.66。ハードメイプルは0.72。ローズウッドは0.75~0.85

・シカトスプルスは比重0.46、ヤング率100。ヒノキは0.41、90。

・バッフル板とボックスはチリを1mmにしていたが、ボックスに合わせてツライチにする。手間が増えるが見た目はスッキリする。

・バッフル板に埋込んだ鬼目ナットのツバが少し出ていて、わずかですが箱と密着しない。幸い柔らかい亜鉛合金なのでサンドペーパーでツライチに削り落とす。

・ユニットは実寸が124mmなので1mmのクリアランスを見て125mmにしてみるが、1mmでは隙間が大きすぎる。隙間が均一になるよう0.5mmのスペーサを入れて取り付ける。あとで若師匠に聞くと124mmジャストで開けるとのこと。




by knos3 | 2018-04-24 11:30 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(0)
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