写真と空と自転車と

形が見えてきた、吉野檜厚突板曲物スピーカー

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はじめてのことばかりだし、いい音で鳴らすことを目指しているので、あらん限りの想像力を逞しくして・・・・。

1.5mmの単板を3枚接着した側板を加工。キソアコースティックやアコースティックギターを参考にして力木を配置する。見た目のバランスをみて、美しい比率は美しい音につながるはず・・・・たぶん。材がヒノキなので響きすぎないように振動は抑えめの方が良さそうに感じるので力木の高さは17mmと高めにした、ギター職人がやるように削りながらコンコンと叩いて音を聴いてみる。先を細く削っていくと響きが均一になり、ただの板から響きを感じるようになる・・・・微妙なことはよくわかりませんが、そんな風に聴こえてくるから不思議なものです。

ギターは、弦の振動がブリッジボードから表板に伝わって共鳴し、側板や裏板にも伝わってボディの中の空気も共鳴し、サウンドホールから音が外に出ていく。弦の振動をボディ全体で最大限利用するしくみになっている。弦の振動を漏らさず共鳴させること。

対してスピーカーはスピーカーユニットの振動版が前後に振動して前に音を出す。後ろにも逆相の音が出るので、打ち消し合わないように後ろ側を箱に閉じ込めて音を消すわけです。他にもスピーカーユニットは振動版からフレームに余分な振動が伝わるので、バッフルに固定して振動を抑える。というわけで、振動板の前面から出る音以外は消すことが今のスピーカーの主流となっています。今のスピーカーは解像度が高くて個々の楽器はよく聴こえるし、小さな音の細部も聴き取れるのですが、どこかつまらない。私の耳とは進化の方向が違っているということでしょう。箱を鳴らすかどうかの違いじゃないかと思っています。

数年前にふらりと立ち寄った店でキソアコースティックHB−1を聴かせてもらった時、小さなスピーカーから豊かな音が聴こえることに驚きました。その時は新旧4つのスピーカーを比較させてくれました。私の耳にはアルテックA-5、タンノイ、レクタングラー・ヨークの音がが好みの音に聴こえました、同じ系統に感じるのは38cm高効率ユニットであり、ホーンや箱でユニット以外の音を付加させている。キソアコースティックはというと、また別の音ですが10cmの小さなユニットとは思えない堂々とした音で、部屋全体に響きが広がる好みの音でした。B&W 800Dは今時のすばらしい音はさすがです。どれも良いのですが、あとは好み・・・・。

twtrf2さんのさまざまな樹種の材を使った実験では、バッフルがブビンガ、箱がピーラーがいいという予想通りの結果でした。ギターで言えば弦の一端を支えるネックや指板にマホガニ、黒檀、などの硬い木を使って、もう片一方の弦の端はブリッジボードから柔らかいスプルスの表板へ響きを伝えることで豊かな広がりのある音をつくっている。硬い木と柔らかい木の使い分けは、スピーカーならユニットを固定するバッフルは硬い木がよく、箱自体は響きのいい木がいい・・・・。

今回の桧スピーカーは、まず先に桧の単板を積層した板の響きが良さそうなことから始まり、楽器のようなキソアコースティックをお手本にして箱を考えている。ユニットの振動を厚いバッフル板で抑えて、後ろから出る音はできる限り桧の薄板で共鳴させる響きいいスピーカーを目指しています。その響き具合と抑える程度がポイントですから、余分な響きが出ないように背板と側板を精度を高く組んで、箱自体の振動ががボンボンと鳴らないように、叩いてカンカンという音にすればいいのかな・・・・。

あれこれ考えていますが、現物を作ってみて音を確かめる実験です。

さて、次はバッフルの木どり、木づくり。つくりながら考えているので、なかなか先に進みません。


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knos3


180403 吉野檜厚突板曲物スピーカーのその後
180314 吉野檜厚突板曲物でつくるスピーカー
180105 心地よい音を聴きたい
171222 スピーカーの図面を描いてみた。

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by knos3 | 2018-04-13 21:00 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(0)
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