ゆっくりと、音を愉しむ。
D-130はJBL、ジェイムス・バロー・ランシングが開発したJBL初期の傑作と言われている。かつてはフェンダーのアンプにも使われていたユニットだから、ギターの音色は実にいい。ピアノの音の生々しさは最高なのだ。38cmの口径にしては60gと軽いコーンと強力な磁気回路のおかげで、スピードがある切れのいい低音も魅力なのだ。アンプはラックスL-570,純A級動作の、熱いアンプ、やさしい音を聞かせてくれる。CDはガレージメーカーのAirbow-CD1、ボーカルの声を基準に選んだモノで、艶のある声がいい。しかし、共に要調整、要修理の状態でピットインしている。
セカンドシステムはBOSE-111PYとアンプがBOSE-2705MX。パイオニアの25連奏CDプレーヤーPD-F25Aで気楽に聴いている。気持に負担をかけないオーディオというのがポイントで。このシステムではスピーカーに正対して聴くことはほとんどない。小音量でかけっぱなし、部屋の中を漂う音が気持がいい空気のような存在。
BOSE-2705MXは101を最適化するために、イコライジングされた専用回路が内蔵されており、聴いた感じでは中低音あたりから低音にかけて、かなりブーストされている。高音は逆にレベルをさげてある。
この特性ならD130にはちょうどいいかも・・・・。
Lansing Heritage
周波数特性を調べてみると。
JBL D-130の周波数特性 20世紀的脱Hi-Fi音響論より(http://quwa.fc2web.com/Audio-022.htm)
BOSE 111ADの周波数特性 駒村秀雄のホームページ
http://www.page.sannet.ne.jp/komamura/PC-AUDIO/BOSE111AD.htm)
特性を見ると良く似ている、60-90Hzの辺りはさすがに15インチフルレンジはレベルが高くなっている、高音の伸びも4000Hzあたりから急激に落ちてる。ここは075で補なっているから充分なのですが・・・・。
早速繋いでみると、今まで聴いたことのない低音が出て来る。ズゥーンと響くネイザン・イーストのロングトーンが聴こえて来る。スコット・ラファロもゲーリー・ピーコックも一歩前に出てきて、ベースラインがしっかり聴こえるようになった。低音の量感が増えると高音とのバランスが良くなって、ピアノの音は尖った角がとれて滑らかな音になるのだね。実にいい感じで鳴っています。
JBLファンの方からは邪道だとお叱りを受けるかもしれませんが・・・・。
Kiso Acoustic HB-1 木曾から世界へ・・・・。
ゆっくりと、音を愉しむ。
DAMP-3120の音 00 デジタルアンプを作ってみる・・・・・。
DAMP-3120の音 01 我家で音を聴いてみる。
DAMP-3120の音 02 2週間、聴いてみて。
DAMP-3120の音 03 手巻きコイルを巻いてみる。
100412
knos3