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写真と空と自転車と

奈良まで、清滝峠を越えて。 01

八月のお題 ―「かなかな」

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我家の近くにはもう来なくなってしまった「樫舎」かしやさん。「葛焼・みよしの」と「蕨餅」は派手さはないけれど、ほんのりと上品な甘み。しみじみとおいしい独自の生菓子は忘れられない味として記憶に残っている。

店をもたずに神社やお寺のお菓子を作っている、萬御菓子誂處「樫舎」かしや。どうしているのかひさびさHPを調べてみると奈良のならまちで初めてのお店を構えていた。カフェもあって夏場は「かき氷」もやっているという。「樫舎」のかき氷だからただモノではないだろう・・・・、行かなくてはと思いながらも、多忙でなかなか行けなかったのだが、この休みの内に行ってみよう・・・・。夏の終わりは、かき氷でしめるのだ。

わざわざ清滝峠を越えて奈良へ、夏休みのツーリング・・・・。つまらんR163をまっすぐ走って、ふうふう、はあはあ、ゆっくり上る。上り切って嫁も満足そうな表情、あとは下るだけ。さらになだらかな丘陵地を上って下りて、風に追われて快調に走る、30km/hを越えても嫁はちゃんと付いている。平城宮跡で小休止、広い野原に復元工事をしている大極殿の仮囲いがそびえる。

遅めの12時に大阪を出撃して、4時に樫舍に到着。小振りの町家に見覚えのある屋号が暖簾に染められている。店に入ると、こじんまりとした土間には御菓子がない。硝子ケースが置いてないというのも萬御菓子誂處・樫舍さんらしい。2階の席に案内されて、かき氷を頼む。小屋裏を見せた造りはなんでも西岡棟梁の一番弟子の手になるモノで、なにげない造りのなかにも品の良さを感じる。

丁寧にかかれた氷が帯のようになって重なっているかき氷、濃い抹茶の蜜は香りが高く、実に美味い。氷の中にはいくつかの寒天と白玉が入っている、それぞれにこだわりの材料が使ってあるそうだ。特別のかき氷・・・・、万燈籠とともに奈良の夏の終わりを愉しむ我家の風物詩のひとつになりそうである。

春日の森には、日暮しの声が響き渡っている・・・・。夏も終わりがもうすぐそこに来ているのだ。

090815

knos3

走行距離 66.73km 走行時間 4.02.23 平均速度 16.5km/h 最高速度 59.6km/h


050130 透明な和菓子
萬御菓子誂處「樫舎」かしや



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by knos3 | 2009-08-17 21:30 | ツーリング