写真と空と自転車と

自由制作 米国桜練付御須母油文机

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秋の繁忙期が終わって時間に余裕が出来てきたので、タイムカードをオフにして作りたいモノを自由に制作させてもらっている。ふたりの師匠の仕事を邪魔をしないように!くれぐれも怪我をしないように!と言われている。

かねてから念願の「窓辺で本をよむための文机」を制作する。材料はいいアメリカンチェリーの端材があるので、練付け合板、単板をいただき、突き尻の無垢板はt27x2400程度の大きい材なので分けていただく。同じ木からとった合板、単板、無垢材が使えるのだ。よく見ると合板と無垢材は同じ流れの木目になっている。

一晩で図面を描きあげて、工房で仮の板を組んで全体のバランスと板厚、ちりの寸法を検討する。我が家の狭い窓辺ですが出来る限り幅を広くして、600mmから700mmにする。合板に原寸図を描いてみる。板厚は20mm。引き出しは有効寸法を計算して高さを52mmから60mmに広げる。図面から制作に取り掛かるまでの重要な検討作業。バランスを見て自然に見えるように・・・・。簡素な筆返しがついた小ぶりな文机ですが、いいモノになりそうな予感。

この5ヶ月間見習ってきた技術を活かしてフラッシュ構造で作ってみる。本来は角が傷みやすいので筆返しや板の木端は無垢材を使ったほうが耐久性があるのですが、ここは練付合板を使って微妙な角度を付けた突き付けの加工がどこまで出来るか試してみたかったので、全てフラッシュ構造でつくる実験的試作品。

天板は12mmラワンランバーに4mm練付合板両面張り、筆返しは心材を張り合わせて10/60の角度でカット、4mm練付合板を貼って薄い三角形の筆返しの部材を作っておく。底板、つま板は15mmから自動鉋盤で12mmにおとした心材を組んで4mm練付合板両面張り。組立ては片面貼りのフラッシュパネルをビスで止めてから4mmほど大き目の練付合板を貼り、トリマーで左右2mmずつ端を落とす。木端はアメリカンチェリーの単板を貼る。

あとさきを考えて仕上げの順番を間違えないように組み立てて行く。単板を貼ったあとは端を鉋刃で落として、サンドペーパーで単板の端を天板になじませる。0.3mmと薄い単板なので削りすぎて下地が出ないように慎重に。速乾の接着剤で貼った単板は1日経つと伸びるのでしっかり1日乾燥させてから加工する。

筆返しと天板は目違いが出ないようにと若師匠の言葉、ここの出来次第で目違いがあれば0点だと釘を刺されている。ゆるい角度なので難しいが、慎重にすり合わせする。合板の厚みにもムラがあるので目の流れを見ながら出来る限り同じ合板から切り出す。何度も削っては目と指で確認して、時間をかけて納得のいくまで目違いをなくしていく。目と指先の感覚、それと最後まで合わせるという根性ですか・・・・。

引き出しはスライドレールをつける程奥行きがないのと、文机には吊り桟の方が似合うので・・・・。昔よく使ったという樹脂製の桟をいただく。引き手は彫りこもうと考えていましたが、前板の厚みが23mm必要になるので、有効寸法を優先して、12mmシナランバーに単板貼り。バレンタイン・ローズウッドで引き手を作る。はじめは直接裏からビスで止めてみたがうまくいかないので、小さい引き手にM4ダボを打ち込み、バカ穴を開けて裏からビス止め。

仕上げはオスモカラー・エキストラクリア。浸透性が高く、乾燥時間は12時間。1度塗りでいいと解説には書いてあるが、2度塗りするとより深みが出る。3度目は1000番水ペーパーで油研ぎしてみると、よりしっとりした色合いで表面はなめらかな仕上りになる。作業は30分ほどですが3日かかるわけです。本業の図面は1晩で描きあげ、原寸図での検討から木工作業で3日、仕上げのオイルに3日でやっと完成。若師匠からはまづまづとの評価。

細かいところで失敗は多々ありますが、修行中の身なのでとにかく完成まで作り上げること。正確な作業を確実に積み重ねて、製品としての完成度を高めることがプロの職人の仕事。まだまだ覚えることは山ほどある・・・・・。

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knos3

制作過程を備忘録としてここに書いておく。


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原設計図


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原寸図


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ここが一番むつかしいところ。

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# by knos3 | 2017-11-04 13:30 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(4)

我家のスズメ

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台風接近で雨の日曜日、今日は選挙の日でもある。雨のせいで低い投票率が予想されますが、雨の中を傘をさして近場の小学校まで。

数年前から3年ほどつづけてベランダに巣を作り、十数羽の雛が巣立っていった。その子たちかどうかはわかりませんが、ここ数ヶ月、ベランダにスズメが来るようになった。朝から窓の外で、チュンチュン囀っている。窓を開けていると、後ろでカサコソ音がする。人に対する警戒心が薄いのか、好奇心が旺盛なのか、私の椅子の後ろまで入ってくる。朝、カーテンを開けると、さっと2羽スズメが飛んでくるようになった。朝食のパンくずや玄米をひとつまみ。警戒心で腰は引けてますが、部屋の中まで入ってくる。

いずれはテーブルまで飛んで来れば、ご褒美にパンをあげようと思っている。舌切りスズメにはしないので・・・・。

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# by knos3 | 2017-10-22 18:00 | 生きる | Trackback | Comments(0)