写真と空と自転車と

<   2017年 01月 ( 6 )   > この月の画像一覧

「月日」が我家に

c0015099_18274685.jpg
専門校展は毎年行われる学校にとっては大きなイベントであり、世の中に学校の存在を示すいい機会です。今年も多くの方に来ていただいて大盛況でした、皆さんありがとうございます。昨年は2000人弱、今年はもっと多かったように感じます。

各科が工夫して商品を作ります。家具工芸科は生徒が作った品物を販売するいい機会です。作るだけではなく、自分が作った品物を説明し接客して販売する、これも訓練です。投票総数は348票。娘が作った品物を、父親と母親が一点づつ見事に引き当てた、強いきづなの家族もいました。持ち帰って新築の家に置かれた品物の写真を、早速メールで送っていただいた方もいました。多くの品物を喜んで買っていただけるのはうれしいものです。

私が作ったスツールも友人(twtrf2さん)に購入していただいて、おばあちゃんが喜んでくれたと奥さんから早速メールをいただきました。親孝行のお手伝いをしたようで、我がことのようにうれしい・・・・。グローバル経済の世の中でもこういうことがあるから私は今ここにいいます。

売れたからと言っても、価格は材料代しかいただいていないので、市場価格の1/3から1/10です。本当の価値はこれから実際に世に出てから正しい価格で品物を買っていただくことです。グローバル経済に乗っかることが出来ればいいのですが、私はそんなことがしたくてここにいるわけではありません。グローバルよりもちいさな地域のローカル経済のなかで、つましく豊かに生きていくことができれば幸せだと思っています。

専門校展が終わって、いま飾り棚「月日」は我家にあります。和室に置いてみると白木の色合いが畳になじみます。座ったときの視線からちょうどいい位置で月が見える。LEDで裏から照らしてみると月が輝く。

つたない技ですが想いを込めて作った品物なので、人生の記念品として・・・・。

今日は日曜日の振替休日で、ゆっくり寝て過ごす一日・・・・。

171030

knos3

専門校展のようすはこちらで。

c0015099_18565644.jpg
c0015099_18281383.jpg

by knos3 | 2017-01-30 22:07 | 学校

違い棚 「月日」

c0015099_18394254.jpg
c0015099_18425045.jpg
c0015099_18404439.jpg
飾り棚「月日」が完成しました。つたない技術ではじめて作ったモノですが、精一杯ていないな仕事をしました。やり遂げることが出来たことに大きな意味があります。大の大人が本気になってモノを作る、なかなか経験出来ないことですから。

この10ヶ月と37年の間に学んだことが、発揮できたと思います。毎日毎日失敗しながら、そこで立ち止まって考え、明日に活かす。その繰り返しのなかで生まれたモノです。仕事となるとそんな時間はありませんから、贅沢な時間の使い方が出来るのも学校ならではのことです。指導の先生や17人の同級生がいて、問題点を共有し、さらにお互いに刺激しあい切磋琢磨していくことで、それぞれの問題をそれぞれに解決していくという大人の学校です。

2ヵ月間集中して制作してきたモノが完成したという解放感。今日はぐっすり眠れそうです。

170127

knos3

by knos3 | 2017-01-27 18:44 | 学校 | Trackback | Comments(2)

いよいよ明日完成する。

c0015099_20244166.jpg
今日中に完成するつもりが、シリンダー型の蝶番の位置合わせが上手くいかなくて、穴の修正を四回しているうちに、あっという間に時間がすぎていく。なんとか付いた扉を閉めてみると、チョット浮くので、キャッチがいる。さて、小型のネオジウムマグネットがあればいいのだが・・・・。在庫がないので、帰りに手にいれることにする。まだまだ、やりながら考えているので時間がかかるわけですが、こういう無駄を何度も経験していくうちに流れるように作業が出来るようになるのだ。体で覚えるということです。

結局、扉の召し合わせが出来なかった。コツコツ作れば簡単な仕事なのですが、きれいに仕上げるにはそれなりに時間が掛かるので、持ち帰って四畳半工房で作業と思ったら、部品が違っていた・・・・。とまあ、こんなことの繰返しなのだ・・・・。明日の朝は早く行って作業をするつもりです。ここが決まれば、あとはキャッチを取付けてやっと完成。

かれこれ、2ケ月もやっているのに、最後の日までやってしまうんですね。

Knos3

c0015099_20252400.jpg

by knos3 | 2017-01-26 20:30 | 学校 | Trackback | Comments(2)

日曜日の専門校展に向けて

c0015099_18415486.jpg


奈良は寒い!!!っ。朝は自転車で10分走るだけで指先が凍える。今朝の実習場は1.7℃と今年度の最低気温を更新する。そんななかで日曜日の専門校展に向けて制作は佳境に入り、寒いなんて言っていられない状況なのです。明日から仕上げの塗装に入るので、抽斗の微調整と扉の取り付けの作業を残して今日中に形をまとめる。概ねの姿が見えてきた。天板をピシッと収めたいので、かんなですり合わせて落し込む。筆返しを加工して、飾りの桟を竹釘で打ち付け、裏板の釘隠しにダボを作って打込む。細かい作業をいくつかこなしていくが、その合間にスツールのオイル仕上げ、ひのきの椅子は脚の微調整と隅木を取り付け、座板の取り付けを残す。納期のある仕事ならではの緊張感が心地よい。ぎりぎりの工程ですが、まだ心には余裕があるのでていねいな仕事を心掛ける。明日は総仕上げ、いよいよワックス仕上げに入る。なんとか間に合う・・・・・。

規則で残業はできないので、夜はこうしてのんびり過ごしているわけです。

170125knos3

c0015099_18370181.jpg
c0015099_18374411.jpg

by knos3 | 2017-01-25 21:00 | 学校 | Trackback | Comments(0)

道具市

c0015099_19332557.jpg


学校に電動工具のメーカーやカンナ、ノミ、ノコギリなど三木の道具屋が集まり道具市が開かれた。

やっと道具の善し悪しが少しだけわかってきたタイミング。ノミを二本購入。内丸叩きノミ、1寸2分、と6分の深丸ノミ、ノミ痕を残す細工の仕上げにいいかと思っている、ありがたいことに学割で購入、助かります。

各社商品の説明の中で、興味深い話がいくつかあった。学校では1日砥いでいても何も問題はないが、仕事となるとそうはいかない。カンナもノミも手早く砥ぐためにはグラインダーを使う。確かに大工さんからいただいたノミやカンナの多くはグラインダーで研いであった。プロの職人でも現場では時間を有効に使うためにはグラインダーになるわけです。ただし、鋼でできた刃は180度で焼きもどしされてしまう。グラインダーで研磨すると刃先が熱を持ち、黄色になると200度、さらに青から赤に変わっていく。こまめに水で冷やしてグラインダーを使うことが必要です。刃先についた水が蒸発すると100度なので、そこを目安にしてまた水で冷やすらしい。黄色になったら焼けたとこまでグラインダーで落とさないといけません。ノミの仕上げは金剛砂320番から、バフに青砥を塗って鏡面まで仕上げるのだそうだ。本当の職人の言葉は真がある。

カンナは1000番、6000番の間に3000番で砥ぐと1000番の傷を早くなくすことが出来る。最後に天然砥石で仕上げるのだとか。確かに天然砥石はいいように感じている。

今は中砥はキングの1000番、仕上げはいきなり天然砥石なので、時間が掛かるのだ。学校なら1時間研いでいても、うまく砥げれば褒められはしても注意されることはない、天国のような環境だから許されることなのだ。いい仕事するなら、1000番、3000番、6000番、天然砥石。砥石は増えるが早く砥げるならいいのかもしれませんが、要は使いこなせるかどうかです・・・・。

このカンナ屋さんは閉山してなくなっていく貴重な天然砥石を今でも探し出して扱っている。磨いていない小片の砥石がお値打ちに手に入るのだそうだ。丸刃を砥ぐのに必要な変形の砥石を作るために頼んでみようと思っている。

今時の新しいカンナはハイス鋼や粉末ハイス鋼が使われていて、刃はすべて鋼で出来ている。青紙1号のは5倍ほど長切れするので1日使ってもまだ使えるのと、刃こぼれしにくいので堅木でもメラミンでもサクッと切れるそうだ。焼き戻しの温度が高いのでグラインダー砥げるのもいい。刃の裏すきが変わっていて、小端まですいてあるので刃先しか裏がない。だから裏を砥いでも裏切れしないようになっているので裏出しが不要なのだ。

ハイス鋼はだれにでも使い安い万能カンナなのだそうだ。研ぎやすいようにしのぎ面がグラインダーですいてあって2点だけが砥石に当たるようになっている。研ぎやすく切れる魅力的なカンナだ。

アサリなしのノコギリは留切り用ノコというものがあった、留切りは冬目に押されて曲がっていくので冬目を削っていく縦挽きの刃を間に入れてある、アサリなしの胴付きノコ。0.1mm単位の精密な作業にはこれが必要です。仕上げが必要ないほどきれいな切り口です。

ノコギリは引きが軽くなるように刃先が厚く作ってある。両刃ノコなら真ん中は0.36mm、刃先と強度のいる部分は0.5mmに作ってある、見えないところですが、手間を掛けた分、切れ味も使い勝手もいい。我家の替え刃式ノコは目立て可能なタイプですがノギスで測ってみると刃先が0.4mm,真ん中は0.3mmでした。よく切れるので気に入ってます。

電動工具は何を買うか・・・・。種類が多すぎてどうもよくわからないのですが。丸ノコなら荒木取りようになるので深切りがいいので、日立、マキタの深切り68mmがいいと思っていたが、リョービの丸ノコには刃が195mmですが深切り78mmがある・・・これなら150mmの厚板が切れる。試してみると引きも軽い。裏面に滑りが良くなるシートが貼ってあるのだ。

ドリルドライバーは充電式よりコード式がいい。現場に出るつもりはないのと、電池切れの心配がないのでいつでもフルパワー。いつでも安心して使えるコード式がいい。ちょっと便利という充電ドライバーは私には不要です。充電工具は充電池がポイントで、今はパナソニックも電動工具を作っている時代です、内緒ですがOEMらしい。日立かマキタと思っていたがリョービも悪くない。ちなもに、私のトリマーはリョービの電子トリマーです、まだなれないので失敗も多いですが大活躍しています。トリマーで0.1mmの精度を出すにはどうしたらいいのでしょうか。定規と治具を考えないといけません。

機械を使っても最後の擦り合わせはカンナとノミの加工になるのでは刃物の切れは重要です。あと、左右際カンナ、細かい細工には多様な豆カンナなど、機械出来ない細工が、今の時代にわざわざ手で作ることの意味なのだろう。使えるところは出来るだけ機械で精度高く加工できることが前提ですが・・・・。

やっと、なにか作れそうな気がしてたときに、この催しは道具が持つ意味を改めて考えさせてくれました。いい道具で、いいモノを作らないといけません。。

170114

knos3




by knos3 | 2017-01-24 22:00 | 学校 | Trackback | Comments(2)

あけましておめでとうございます

c0015099_0273269.jpg


昨年は充実した1年を送ることができました。学ぶことの楽しさをこんなに感じたことはありません。教わることとはもちろんのこと、進んで学びとることの方が面白い。教わったことだけやっていても何も生まれません。

生活環境がかわって、奈良の豊かさは、流通や情報にはのらないので、目立たないけど多様なモノがあります。経済のためではなく自分たちのためにつくるモノが本当の豊かさだと気付かせてくれました。吉野の山や、奈良の田畑からは、生きていくためには 改めて自然からの恵みが大切なのだと感じています。

今年はひとまず「きほんのき」を仕上げる年であり、さらにここを拠点として新たな道を拓いていく始まりの1年になることを願っています。

170101

knos3
by knos3 | 2017-01-01 00:00 | 生きる | Trackback | Comments(0)