写真と空と自転車と

フィンランド・デザイン展、アルヴァ・アアルトの椅子


c0015099_16450191.jpg

愛知県美術館で開かれているフィンランドデザイン展に行ってきた。フィンランドのデザインが近代からミッドセンチュリーをへて、今どうなっているのか確認をしに・・・・。一昨年にコペンハーゲンとヘルシンキに行ってから北欧のデザインが気なっている。

現地で感じたのは、今でもミッドセンチュリーのデザインが彼らのライフスタイルとして生活に溶け込んでいるということ。ミッドセンチュリーのデザインは流行(ファッション)という消費され流されていくものではなかった。洗練されより質の高い生活のためのデザインが求められているのだろう。

今回のフィンランド・デザイン展ではおなじみのアルヴァ・アアルトの展示の前で、同じ椅子が休憩に使われていた。アームチェアARMCHAIR 41 "PAIMIO"、やCHAIR 611、STOOL 60 など。皆、好きな椅子に座って「これがいい」とか言ってます。実際に座って体験できるのはいいことです。

その中では黒いベルトで編んだCHAIR 611が座りやすかったので、監視員の気配を感じながらもipadの水平器アプリで座面の傾斜角と背面の傾斜角を測ってみる。

座面が3度、背面は76度。

側板が微妙な曲線で奥が下げてあるのと座面が3度というのが腰が奥に落ちつく絶妙な角度だった。布のベルトが少し沈むのもいいのかもしれません。座面の奥行きが浅いので私にはちょうどいい。我家の標準はヒノキの椅子ですが、座面が2度、背面は79度なので、CHAIR 611の方がやや角度が寝ていることになる。3度は腰が安定する角度なのだ。


ARTEC HPよりCHAIR 611

c0015099_16281050.jpeg
ARTEC HPより
c0015099_16364991.jpeg
今はフィンランドの家具メーカーであるARTEC社の製品。

c0015099_16463164.jpg

図録に載っている写真のPAIMIOは座面が積層になっていて、座板と背板の厚みが変えてある。座板以外は単板一枚分薄くなっている。角度は座面が7.3度、背面が66度。形が体に合っていないので、私には座り心地はいいと感じられなかった。

もひとつ、曲げ木張り地の椅子が、座面が9.4度、背面が75度になっていた。人の姿勢も座り方も様々、人種によって骨盤の角度も違うので、一概には言えない悩ましい問題です。

170428

knos3






# by knos3 | 2017-05-08 19:30 | 木工所「折々」 | Trackback | Comments(2)

榛原から高見川ー吉野川 02

c0015099_14441829.jpg
c0015099_14084259.jpg
c0015099_14111314.jpg
月うさぎの辺りは標高650mと高いので、この時期でもそこかしこに いい姿をした満開の桜が残っている。新緑の萌黄色に混じった桜がおだやかな春の色を感じさせる。虎屋の「春の宵」が想い浮かぶ・・・・、花よりだんごか。

高見川に沿った「よしの庵」は築300年から80年の古民家。母屋は2階建てになっているので明治時代以降に300年の材を使って建替え増築されているようです。骨太の母屋に質の高い広間が増築されていて、書院の床の間や違い棚などいたるところに黒柿が使われている。欄間や建具の組子も手の込んだ作りになっており、数寄者の好みがあらわれている。ひと部屋は板張りの床に薪ストーブとソファーが置かれ、心地いいリビングルームになっている。これに大きな納屋があれば我家が考える理想的な古民家ですね。もちろん蕎麦もおいしい・・・・。ここでもゆっくりして1時間の小休止。

丹生川上神社中社を通って「麦藁」まではあっという間に到着。休憩ばかりにならないようにと、一番人気の天然酵母のバケットと小さいパンをふたつだけ買ってバッグに詰め込んで走る。ここからは谷が開けて単調な下りがつづくので、ただただひたすら風に向って吉野川まで走っていく。向かい風ですが初夏の風がきもちよく、ゆっくりといいながらもついつい本気で走ってしまう。吉野の上千本は桜も満開で見頃ですから多くの人でにぎわっているはず。ひとつ手前の吉野神宮前駅で聞いてみると ちょうど花見客で混み始めているらしい。足を伸ばして終点の吉野駅から乗ることにして、少しだけ上ると ここまで63km。余裕で愉しめる大人のツーリングとしては程よい距離でした。

吉野線は特急を除けば電車は1時間に2本しか走っていない。16:37阿部野橋行き急行に乗り、18:12阿部野橋に到着。橿原神宮前までは単線なので特急でも各駅に止まる。二上山の麓を走って 延々と1時間35分の電車の旅を愉しむ。吉野は実際の距離よりも時間的に遠い町だと感じてしまうのだ。いつもは眠っているから気にならないのか・・・・。

IさんOさん、お疲れさまでした。いい季節のうちにまた走りましょう。

170422

knos3


c0015099_14172835.jpg
c0015099_14192326.jpg
c0015099_14214960.jpg
c0015099_14550875.jpg
c0015099_15140926.jpg
c0015099_15151473.jpg

# by knos3 | 2017-04-27 22:00 | ツーリング | Trackback | Comments(0)