4月のお題 「山笑う」
笑う山を見ながら走る。そんな時はこころも笑っている。春風に吹かれて、向かい風になっても、冬の北風とは違う、あたたかい風。木々が芽吹き、花が咲き、山が笑っている。
山笑うは「臥遊録」という書物の中に、春山は淡治にして笑うが如く、夏山蒼翠(そうすい)にして滴(したた)るが如く、秋山明浄(めいじょう)にして粧(よそお)うが如く、冬山惨淡(さんたん)にして眠るが如しから来ているそうです。
意味は春山の花咲き霞たなびき、明るく生気にあふれた姿をいうそうで、俳句の春の季語です。
□参考:最新俳句歳時記 山本謙吉編 文藝春秋
春の野山を駆け巡って、笑い声が聞こえるような山を探してみてください。kinoさんとこは春が遅いから、微笑んでいる山、くすっと笑っている山でしょうか、天竜川下りツーリングの頃には南アルプスのいい写真が撮れるそうですね。愉しみです。
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