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写真と空と自転車と

御影、香雪美術館へ

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メジロが翔んだ。


朝から地震があった、20秒ほどつづいただろうか、ゆらゆらと建物が大きく揺れた、ドカーンと来るかと心配したが、大阪地方は震度3でした。能登半島は震度6、大きな地震だ。

昼から雨もやんで、少し青い空が覗いている。風はフワッと暖かい。2時に出発。御影までの往復を自転車で走ってきた、向かい風がきつい、と思っていると、前を走るロードの集団4人組に追いつく、尼崎のサンワサイクルまで30km/hで快調に引っ張ってもらう、5人で走ると楽だね。そこからは独りで向かい風を受けて走る。西宮を越えると山が近づき落ち着いた街並に風景が変わる。

2号線から離れて芦屋川を北へ、山手幹線を探すのだが、見つからない。工事の人に聞くと、まだ開通していないらしく4月に開通予定で工事中だった。芦屋を越えたところで山手幹線に入る、ヤマガラが目の前を横切って飛んでいく。並木もなくなってプレハブの家が建ち並ぶ、かつての面影はない。いい街並だったのにね。つまらん道になっていた。

近畿はどこへ行っても、歴史のある街が多い。阪神御影の駅前に「沢之井」がある、昔、神功皇后がこの地で化粧をされた時・・・・御影の地名がついた。古代、銅鏡を製する豪族がいた、当地は菟原郡覚美里(うばらぐんかくみのさと)と記されており・・・・。御影石の名前の由来もこの地からである。と、駅前で一服ふかしながら、しばし古代の神話の世界に入って行く。

御影を下から上へくるっと廻って、香雪美術館へ。朝日新聞創設者の村山龍平のコレクションを公開する小さな渋い美術館。特別展の杉本健吉が描く「新・平家物語」、吉川英治の連載小説のための挿絵。洋画家が描く新しい日本画。墨の色、勢いのある線が美しい。いい美術館でした。

帰りは、住宅街の中を通り抜けて、夙川を渡り、芦屋川へ出る。ozunu13さんがお勧めの芦屋のダニエルへ寄って見る、頭上の桜が咲いている。出来立てのミルフィーユとエスプレッソのダブル。さくっとした生地が旨い。足下に雀が飛んでくる、雀も旨いモンをよく知っているんだね。

芦屋からは2号線を避けて、東の山手幹線?を走る、尼崎の辺りからジグザグに2号線に出る。追い風だから、30km/h前後で快調。淀川からの梅田の夜景をみるとほっとする。

走行距離 63.56km 走行時間 2h59m49s 平均速度 21.2km/h 最高速度 41.6km/h

P.S.  名古屋の地下鉄は、暗い地下をウィンザーイエロー(なたね色)で明るく走り抜けるようにと鮮やかな黄色だった。その色を決めた人が杉本健吉さんだそうだ。

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雀が翔んだ。
by knos3 | 2007-03-25 23:00 | ツーリング