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写真と空と自転車と

自分へのお年玉 Kestrel 200sc

12月のお題 「年の内」

一年を短く感じることが多くなったが、今年はいろんなことがあったせいか、長く感じる一年だった。

自分へのお年玉として、冬休みの愉しみに一台作ろう。ハンドメイドのクロモリもいいな、ラグメッキで刻印があって・・・。最新の軽量クロモリでコンフォートなポジションのスケルトンでオーダー・・・。ロングライドが快適なしなやかなカーボンモノコック・・・。走る機能だけのフィクスドギア、究極のシンプルな自転車もいい・・・。などとつらつらと考えながら、頭のなかをくるりくるりと想いが巡っていた。

クラフトのMさんにカーボンモノコックに乗せてもらった時の感触が蘇る。いいね!今乗るならカーボンモノコックだ、接着カーボンじゃなくってね。自転車屋を覗いたりオークションをチェックしながら、やっぱり、カーボンモノコックで決まり。新車はまた今度。やっとカーボンモノコックのデザインが整理されて、洗練されたフォルムのフレームが出て来たところだから、来年のモデルを待つことにする。

オークションを眺めながら、早速、落札。

自分へのお年玉 Kestrel 200sc _c0015099_1562263.jpg

■Kestrel 200sc
Kestrelはトライアスロンで有名なメーカー、世界ではじめてカーボンモノコックのフレームを開発した、先駆的なメーカー。華やかさはないが、アメリカンバイクらしいシンプルなフレーム、質実剛健、合理的精神の結晶のような自転車だ。乗り味は「絹の乗り心地」だそうだ。

週末に100kmを楽に走る、ロングツーリングバイク。坂はしんどいから、峠越えも快適に走れること、たまには通勤快速にも。「自転車がマケてくれる」こんな印象の自転車だとオーナーからのメールに書いてあった。軽くてしなやかなカーボンモノコックのフレームがいいね。

40年前のNishikiから30年前のZUNOW、15年前のVIGORE。歴史がある古いハンドメイドの自転車から始まって、一歩一歩現代の自転車に近づいてきた、Kestrel 200scで現在の規格の自転車にやっとたどり着いた。エンド130mmだから10速が入る。これはうれしい。おいしいところをクロスレシオで組んでまだ余裕がある。

寸法と写真を送ってもらって、サイズをチェックしながら、図面を描いてみた。サドルとピラー・ステムとハンドルを交換すれば、ポジションはなんとかいける。サドル先端から、ハンドル芯まで493mm。ヘッド位置が高いので前傾が緩く楽なポジションがとれる。ハンドルをショートリーチ65mmのJフィットにしてステムはチネリXAの80mm。手持ちのパーツで何とかなる。ピラーはセットバックの大きいものならポジションが出るかな?フィジーク・アリオネのように後ろへ長くなったサドルもあるからね。ここは実車を見てみないとなんともいえない。

概ねイメージが決まり。さらにL=155-160mmのショートクランクに、48Tか46T-34Tのチェーンリングに。スプロケットを16T-27Tか13T-27Tの10速にする、フルに使えて楽に廻せるギア比がいい。8速用のWレバーでフリクションにすれば引けるかな。エルゴパワーにしようかSTIにしようか、イメージが膨らんでいく。こんな時が一番、愉しい。

2007の長い冬休みをゆっくり遊べる、暇つぶしのネタが手に入った。よし、来年は走るぞ!

楽に遠くへ、ゆっくりとね。

061222

knos3
by knos3 | 2006-12-24 23:59 | 自転車