大阪南港
ちょっと用があって南港へ、めずらしい帆船が停泊している。
帆船は繊細なマストと縦横に張られた複雑なロープワークが見事だ。ロープがうつくしいのは、12枚の帆を掛けるために、長い年月をかけて洗練された合理性の造形。
大阪市が所有する練習帆船、「AKOGARE 」。セイルトレーニングとして市民が参加できる、日帰り、1泊、長いものでは13泊14日のツアーがあるという。
帆船は実用では使われなくなったが。海に囲まれたこの島国では、船には特別の思いがあるのだろう。風を受けて自然の力だけで走ることが、ひとまわりして新鮮に感じる。
ゆっくり行こうよ、ゆっくり。
061210
knos3