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滋賀高島 工藝の庭

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琵琶湖のほとり高島で「工藝の庭」というクラフトのイベントが行われている。以前から気になっている「くるみ川木工所」がこのイベントに参加しているというので、琵琶湖北部の高島は2時間ほどかかるけど、嫁を誘って行ってみる。

安曇川からはバス、時間があるので停留所を3つほど町を歩いてみる。人影は少ないが、透明な水の安曇川が町を流れ、山と湖に囲まれた田園の風景はいいものです。

会場は今年閉鎖したばかりの小学校の教室。4つの教室にそれぞれ4つほどのコーナーが展示がされている。「くるみ川木工所」は一番最後。機械で削ったモノとは違う手作りの感触がある品物の数々。盆がいくつかと、蓋つきの挽物、艶を落とした漆の質感がいい。白漆も使われていた。

小ぶりのトレイを一枚分けてもらう。花を活ける時の白い一輪挿に敷くのにちょうどいい。来週の生け花に登場します、たぶん・・・。

このイベントは初めて開かれたモノですが、展示の質が高い基準で選ばれている。滋賀は作家さんが多いのでしょうか。どれも洗練されて独自の発想と技術で作られたモノが目についた。

ガラスの「琴線」。透明なガラスのなかに浮かぶ白い線。どうやって作られたのか想像できない。聞いてみるとガラスを溶かし合わせてから、削りだしているらしい・・・ガラスのスプーンは初めて見る造形への驚きに、新鮮な魅力を感じる。

滋賀には信楽焼があるので、焼物が面白い。植物の形を粘土で一枚一枚、薄く伸ばして繊細な草の群生を作っている。葉の姿が側溝の底に生えているあれです。焼き物なのに瑞々しい生命感がある。

もうひとつ緑青の焼き物。釉に銅を混ぜて焼いているのだとか、今は古びた真鍮の色を探しているそうだ。ここでも一品、托鉢の僧が手に持つ器をイメージした緑青の器を手に入れる。

独自性があるモノに目が行き、当たり前のモノは興味が湧かない。工藝の庭は体年も楽しみである

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Knos3

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by knos3 | 2016-09-08 22:30 | 生活