鉋とサンダー
木工所で使われていた鉋とサンダーをいただいた。Umちゃん、Omzさん、ありがとうございます。技はこれから身に付けるので、何ができるのか未知数ですが、大切に使います。台鉋の中を1丁と小が5丁、面取り鉋2丁と電動サンダーの大中小が3台ありました。
工具を見ているとうれしくなって、早速研いでみた。角度を一定にして研いでみるが、プロ用の鉋といえど実用的に使っている鉋は面が出ていないのか、中砥石でしっかり研いで見るがどうしても左角が残って正しい面が出ていない。途中で諦めて、仕上げ砥石で仕上げてみる。これまた、面が出ていないことがよく分かる。同じように光ってこないので、1時間みっちり研いでましたが、一定角度の面を出すのはなかなか・・・・初めからできるわけないが、むつかしいものです。
軽い木を削ってみると、スッと削れたところは光沢のある木目が浮き上がってくる、高山で使った鉋の切れ味が記憶が一瞬だけ蘇るが、引っかかったりして、面は微妙に凸凹になっている。
鉋を調整する方法をネットで調べてみると、大分にある訓練校の「大工の学校」というブログに鉋の調整に関する丁寧な記事があった。刃の研ぎ方の基本はまっすぐ一直線、一定角度ですが、仕上げ用はまっすぐに近くやや曲線を描くらしい・・・・、荒削り用は山なりに両端を丸くする。仕上げ用は0.01mmから荒削り用で0.5mmの間で微妙な調整をするらしい。とにかくまっすぐに刃をつけることが基本です。刃先の角度はやや大きくすると切れ味が長持ちするのだとか。鉋の刃は単純にまっすぐ一直線に研ぐものと思っていましたが、微妙な曲線で山なりになっているものなのですね。知りませんでした。
一からやってみると、微妙なちょっとしたところが重要なことで、なるほどと思うことが沢山ある。奥が深い技の世界なのだ。実際の現場では機械が中心で手鉋を使うことはあまりないのでしょうが、私の世界は効率とは遠い世界のことであり、手作業のある仕事をやってみたいので、こんなところから面白がっているのだ。
大工の学校 台鉋の調整 前編
大工の学校 台鉋の調整 後編