測定の日 電流帰還アンプ+ MarkAudio CHR70 V3
MarkAudio AD00026 10cm
MarkAudio Lux 10cm
上が電流帰還アンプAD00026 0.5W、下がLux L-570 A級50Wのアンプ。見たところほとんど同じ特性。聴いた素直な音の印象とは違って意外とばらついてます。電流帰還アンプの解説にあるような、正しく電力が伝わるとか、伝わっていないとかいう、大きな差はありません。周波数と共に変化するスピーカーのインピーダンスも影響ないようです。当然ながらLuxのアンプでもフラットな特性になっています。AD00026の方が低音や高音がインピーダンスの影響で盛り上がっていることもありません。測定した2つの周波数特性からは、AD00026の方が100Hz以下の低音が2-3dbレベルが高いということ、以外は読み取れませんでした。
MarkAudio CHR70 V3 インピーダンス特性
MarkAudio CHR70 V3 裸特性、周波数特性
これでみると、8Ωに対して、Foで40Ω、高域で16Ωですから、かなりの差になるはずですが、今のスピーカーはインピーダンスの影響を受ける電圧帰還アンプでもフラットになるように設計されているのでしょう。MarkAudioのHPにはインピーダンス補正回路のデータものっていますが、我家では使っていません。シンプル イズ ベストですから・・・・。
共に低域は55Hzまではほぼフラット。-10dbなら47-48Hzまで伸びています。11cmのユニットとしてはよく出ている方です。ユニットのFoが65Hzなので、密閉型+螺旋共鳴管の効果なんでしょうか。よくわかりません。電流帰還アンプにしてからは、歯切れよく、弾むようなベースの音になり、締まりのある低音になりました。これは周波数特性ではなく、過渡特性がいいからでしょう。38cmと比べるとさすがにベースの音は軽いですが、なかなか愉しめる音です。スピーカーから出る音の過渡特性を測る方法はないのでしょうか・・・・。
ちなみに、当初はバスレフで作ったのですが、ぼやけたベースの音に馴染めず、ダクトを18cmまで長くして、それでもぼけるので、吸音材を詰めて密閉箱にしてあります。
WaveSpectre MarkAudio 赤AD00026 青Lux L-570 30cm
電流帰還アンプと通常のアンプとの比較はWaveSpectraで・・・・。30cm離して、正面にマイクを据える。WaveSpectraはサインスイープで測ると、高域にむかって-3db/octになっています。
2つの特性を重ねてみるとその差がよく分かります、赤が電流帰還 青がLux、低域の特性が違っています。40-120Hzで電流帰還が+2-3dbほど高くなっている。この違いが、低音の量感として聴こえているんでしょう・・・・あとはほとんど一緒です。聴いた印象は、低音がよく出ているのですが、サインスイープ波での周波数特性には電流帰還アンプの個性が大きく表れることはありませんでした。
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