Burr-Brown Audio PCM1792
再びデジットのアンプ製作会へ行って来た、今回は2ヶ月のスパン。毎回これくらいの間隔で開催して欲しいものです。
パチッという音と共に静電気で逝ってしまったフルデジタルアンプは、何事もなかったかのように生き返りました。対策はしてあるので一度切れても、時間がたてば復活するのだそうだ。今度そうなったら、一度、電源を抜くようにということでした。
前回作った、USBインターフェイス、USB_DOUT2706kitとフルデジタルアンプD_5709kitとの相性は抜群。音の広がりがでて奥行きさえも感じるようになった。耳障りな音がなくなって、まろやかな音色になった。今まで聴こえなかったホールのざわめきが聴こえてくる、バスドラがドスッ、ベースラインが鮮やかに浮かび上がる。2.5ppmのクロック精度のおかげでSP以外はフルデジタルなのにアナログの音がする・・・・・、最小構成でフルデジタルの最強コンビです。
せっかくの製作会なので、更なる響きを求めて、DACの構成を理解しながら作ってみることに・・・・。USBインターフェイス(PCM2706) ー DAIトランシーバー(WM8805) ー DAC(PCM1792A) ー ローパスフィルター(OPA2134) ー 平衡不平衡変換(INA2134) ー アナログアンプ ー SP となる。
バーブラウンが限界性能への挑戦と音質へのこだわりで開発したPCM1792Aは上位6ビットをマルチビットで処理し、下位18ビットをΔΣ変調しており、マルチビットの力強い芯のある音とワンビットの繊細で爽やかな音色を組み合わせた現在最高のチップのひとつ・・・・・らしい。
ここが興味のポイント。音はの良し悪しの本質はオーディオメーカーではなく、チップメーカーの手に委ねられているのですね。だからこそ、電気的素人の私でも最新のチップを使ったハイエンド機器を愉しむことが出来る、デジットのアンプ製作会はありがたい催しです。何時までも続けて欲しいものです。
さらなるグレードアップにサンプリングレートコンバーター(SRC4192)を加えて、192KHzまでのアップサンプリングも愉しめるし、PLLクロックを加えて、高精度、低ジッタのシステムクロックの音も愉しめるシステム構成になっている。
knos3
120204/5