人気ブログランキング | 話題のタグを見る

写真と空と自転車と

デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。

デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。_c0015099_23553121.jpg
デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。_c0015099_23512450.jpg


BOSEのアンプを使い始めて、音のバランスは良くなったのだが、聴きつづけると、音の輪郭がぼんやりしているような・・・・音色も・・・・どうも気になる。独特の味付けがあるように感じてきた。101や111をバランス良く鳴らすには、それなりの補正が必要ではあるが、専用回路をはずして聴いても、違和感を覚えるのだ。曲によってよく聞こえる音と、バランスが悪い音があって、どうもBOSEの個性がD130に合っていない部分があることを感じている。

オーディオ再燃から、ネットでいろいろ調べているうちに、目にするようになったのは、D級アンプ、いわゆるデジタルアンプというもので。小形のLSIを使った簡単なキットが、数年前から評判になっているらしい・・・・、噂では某有名A社のハイグレードアンプにブラインドテストで勝ったとか・・・・。

評判になっていたのはトライパス社のTA2020という、カーディディオ用のチップを使った、小形、軽量、ローコストのアンプ。特徴はD級動作のメインアンプなのだ。オーディオアンプではA級かAB級が主流で、D級というのは聴いたことがない。しかし、解像度の高い、クリアな音が特徴だという。味付けのない音・・・・透明な音。そこがポイントです。

アンプを作るのは、30数年ぶりのこと・・・・。

アンプを作るといっても、電気的知識は全くない。3/27日にオーディオキット製作体験会が開かれるというので、行ってみることにした。デジットという日本橋のパーツショップのオリジナルキットで、はじめは噂のTA2020を使ったものに決めていたのだが、会場に用意されたキットの音を聴いてみて、よりクリア感のある、DAMP3120にしてみた。TPA3120D2(テキサス・インスツルメント社製)はTA2020よりも新しいLSIで、さらに小型、8mmx4mmと、とてもパワーアンプには見えない。

会場にはスタッフ4名、参加者は5名と、初心者の私にはつきっきりで、ハンダ付けの基本から教えてもらいました。なんとパーツの小さいこと・・・・、虫眼鏡を持って行きましたがそれでも細かい数字は見えずに、パーツの確認までしてもらいました。完成まで一つ一つのパーツを確認しては、基盤に載せてハンダ付をしていく。アウト側にコイルとコンデンサーが付いている、しかも直列に・・・・スピーカーのネットワークのようなものだ・・・・。ローパスフィルターと言って、D級アンプには欠かせないものなのだそうだ。これでデジタル信号をアナログに変換しているのだそうだ。

基盤が完成すると用意されたテストベンチにセットしてもらって、音出し。緊張の一瞬ですが、音が出てほっと安心。手作りのアンプから音が出るのはうれしいもんですね。

一度完成した基盤から、コンデンサーをとりはずして交換、「こっちのほうが低音がでる・・・・」といいながら、作業を進めてくれるのです。あっという間に基盤は完成。電源スイッチ、ボリューム、RCAプラグ、スピーカー端子、電源プラグを付けないと持って帰っても、音が出ないので、時間の範囲でなんとかしないと・・・・、MDFの板でテストベンチを作って、アンプとして仮の姿ですが、ひとまず完成することができました。ありがとうございます。

デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。_c0015099_23514333.jpg
デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。_c0015099_2352310.jpg
デジタルアンプを作ってみる・・・・・DAMP-3120。_c0015099_2354118.jpg


肝心の音は、解像度が高く、透明感のある音。いままで聴こえなかった音が聴こえてくるから、不思議なものだ。ショパンのピアノもいい、徳永クンの声もいい、ネイザン・イーストのベースもやや細いが、しまりのある低音が出ている。どんなCDでも、鳴らせてくれるのは、余分な個性がないからなのでしょう。コンデンサーは時間がたたないと安定しないから、100時間後を愉しみにして、自作アンプの音の評価はまた今度・・・・。



Kiso Acoustic HB-1 木曾から世界へ・・・・。
ゆっくりと、音を愉しむ。

DAMP-3120の音 00 デジタルアンプを作ってみる・・・・・。
DAMP-3120の音 01 我家で音を聴いてみる。
DAMP-3120の音 02 2週間、聴いてみて。
DAMP-3120の音 03 手巻きコイルを巻いてみる。
DAMP 3120復活
設計者と開発者が身近にいる、アンプ製作会。
電源が変わった、さて音は・・・・DAMP-3120。

100328

knos3
by KNOS3 | 2010-04-17 22:45 | 音楽